矢作川水源の森を守りたい

 およそ百年も前に「水を使う者は自ら水をつくれ」と矢作川の水源を守る活動をした岡田菊次郎翁の思い共感し、矢作川の水源の一つである「矢作川水源の森」を守りたいという強い思いからこの矢作川水源の森トラストプロジェクトを立ち上げました。

水源の森トラストプロジェクトの紹介

 矢作川水源の森トラストプロジェクトは、長野県下伊那郡根羽村3370-28の一部(35.93ha)を購入する取り組みです。このトラスト地は、茶臼山北側に位置し、標高約900mから約1200mにある自然林の森です。

プロジェクトの目的

  • 矢作川の水源地である長野県根羽村の所有する自然林の森を矢作川流域の住民の寄付金で取得して、後世にわたってこの地を開発や樹木伐採から守るため。
  • 多種多様な生物の生息地であり、清浄な空気と水を生みだすこの地を、多くの人々にその価値を伝えていくことによって自然生態系の保全に寄与するため。

ナショナル・トラスト

 ナショナル・トラスト運動とは、開発や荒廃の恐れのある貴重な自然環境や歴史的遺産を維持・管理するために、一般の市民や企業から寄付金を募り、集めたお金で土地や建造物を買い取ることで、保護する活動をいいます。
 誰もが手軽に環境保全活動に参加することができるという特徴があります。本来であれば国や自治体などが行うべき活動ですが、国などの手が回らない、より身近な自然を守る手法として注目されています。